会長方針2015-2016年度 | 広島城南ロータリークラブ

会長方針2015-2016年度

会長方針

会長 戸田拓夫


「楽しく出席できるクラブ作りへの挑戦」

ロータリーでは、ここ数年「原点に帰ろう」、「基本を学ぼう」という標語をもとに活動を始める年が多いように感じています。会長エレクトになってから受けた地区の研修会も、ロータリー活動の基本的なことを確認するためのもので、ここに数日間を費やしました。先日地区研修の際に行われた、会長エレクト対象のPETSにおいても、「ロータリーの基本」「社会奉仕偏重から商業奉仕への回帰」が強調されていました。

RI、K.R.ラビンドラン会長の2015-2016年度テーマは、 「世界へのプレゼントになろう」です。 RI会長は、インタビューでテーマの背景を聞かれ、「ロータリーにいる私たちは、善い行いを目指 し、人類に素晴らしいものを与えてきた歴史上の偉人たちを尊敬しています。人間としての尊厳を大勢 の人に与えたエブラハム・リンカーン。社会から見捨てられた人たちの慈悲の心を与えたマザー・テレ サ.抑圧された人たちに平和的変化を与えたマハトマ・ガンジー。こうした人々は皆、人生を他人のた めにささげました。彼らの人生そのものが世界へのプレゼントとなったのです。私たちも、それぞれの方法で、世界へのささやかなプレゼントとなることができるのではないでしょうか。」と応えています。  そのためには、やはり私たちそれぞれが、個々に「人」としての「道徳観」「倫理観」を高めて行か なければなりません。幸い、そのためのツールをロータリークラブは用意してくれています。

 2015-2016年度の広島城南RCは、ロータリークラブで最も基本となる「四つのテスト」の実践と 「ロータリーの目的」の理解と実例を、ひとりひとりのロータリアンが追求する年とします。つまり、個人の道徳感と倫理観をもう一度見つめ直し、仕事の中に取り入れ、その行為こそが即ち「職業奉仕」であるということに気づいて行ける例会や奉仕活動にしたいと思います。人の「質」を高め、さらに職業の「質」を高める一年になるよう、ひとりひとりがぜひ挑戦して頂きたいと思います。

 ロータリークラブの業務のひとつに「出席」があります。入会式を行ってロータリアンになる ということは、この業務を受諾したということです。その「出席義務」を会員相互がサポートし 合えるような「楽しく出席出来る。」「あの人が居るから例会に行こう!」そう思える例会作り、 クラブ作りが大切ではないかと思っています。

 そこで、2015-2016年度の当クラブでは、人と人が、より楽しく繋がるための「親睦活動」と毎週の例会や事業活動に活かすためのロータリークラブの基本を学ぶ「会員研修」を二本柱に据えて、共にロータリーを学びながら、会員同士がさらに親密な知り合いとなれる運営を目指そうと思います。それはつまり、「ロータリーの目的」の第1項「知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること」を実行することに他ならないと思うからです。どうかご理解とご協力を宜しくお願い致します。