会長方針2023-2024
会長 田上 剛
RI会長エレクトであるゴードンR.マッキナリー氏は、「Create Hope in the World 世界に希望を生み出そう」という2023-24年度RI会長テーマを示され、国際協議会冒頭の講演では、世界のロータリークラブが、ローターアクト、女児のエンパワーメント、DEI(多様性、公平さ、インクルージョン)の促進やポリオ根絶のための活動を継続してきたことを述べられました。そして、次年度の目標として、平和の推進とメンタルヘルスへの取り組みを通じて世界に希望を取り戻すことを強調されました。
国際ロータリー2710地区の井内康輝ガバナーエレクトは、ガバナー信条として“平和の種をまこう!!~ロータリアンにできること~”を示されました。そして、ロータリー財団のめざす7つの分野での目標を達成することによって、紛争の原因を取り除き、平和への道すじを作ることは可能であり、2023-24年度は、繰り返して語るべき“平和を希求する精神”の涵養をめざす1年にしたいと述べられました。
RI会長方針およびガバナー信条は、この間のウクライナ紛争やコロナ禍という歴史的事態を踏まえているものであるいえます。
こうした国際的紛争の発生や疫病の蔓延の問題について、ロータリークラブは、創立以来、過去においてもそれらへの対応を迫られて活動を進めてきました。その意味で、現在の事態はロータリークラブにとって想定外のものではないはずです。だからとって、ロータリークラブやロータリアンがこうした問題を直接的に対応していくのではなく、あくまでもロータリークラブは、職業奉仕、クラブ奉仕、社会奉仕、国際奉仕及び青少年奉仕に関する日常的・恒常的な奉仕活動を通じて対応していくことが必要です。そして、個々のロータリアンが具体的な奉仕活動の実践や学習を通じて、さらにロータリーの理念や考え方を涵養し深めていきたいと思います。
そこで、ロータリー活動を日常的に進め深めていくために、会長方針を、「ロータリーを自然体で進めよう」とし、2023-24年度において、会員の皆様とともに様々なロータリー活動を進めていきたいと考えています。